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2月中旬

今日は物件巡りだ。
友達の美容師さんが高円寺でバーを始めるから一緒に見て回ってくれという。
ここんところ昼はよくそれに付き合ってる。
いろんな潰れた店を見た。
俺と同じショットバーであったり、スナックだったり。
「バーボンここなんか手ごろでいいと思うんだけど」
一軒の元ショットバーだった。
やめた方がいいと思った。
地の利が悪いことの苦しみはトコトン味わった。
美容師さんなんだからお客は持っていると思うが、これは繁華街から遠すぎる。
酔っ払いをここまで歩かせるにはそれ相応の努力と忍耐力が要る。
友達も判っていると思うが、忍耐したとこで結果が出るかどうかわからない忍耐を人生を賭けてしなければならない。
自分が店を始めたときのことを思い出した。
とにかくお客が来なかった。
努力しても努力しても来なかった。
その時読んだ本で「愛情をもって、水をやっても肥料をやっても花が咲かないのは、それは陽の当たらない場所で育ててるからですよ。」というセリフがあった。
もっともだと思って。ものすごくへこんだ。
じゃあ辞めるかと言って辞められるもんじゃなかった。
ど素人の俺は大家にひどい契約を結ばされてた。
「退去する時は半年前に通告する事」今思えばひどい契約だ。
やるしか選択肢は残ってなかった。
この頃読んだ詩の中でこんな一遍があった。
「ウエンディ、いつの日か分からないけど 俺達が心から願っているあそこへ行って、陽の当たる場所を一緒に歩こう でもその時がくるまで、俺達のような根無し草は、走るために生まれてきたんだ」スプリングスティーンのBorn to runです。
辞められないならトコトンやってやる。
実際トコトンやんなきゃ後悔する。もっと努力するようになった。
この時の努力癖は未だに残ってる。
その努力癖で今のところ生き残る事ができたし、いろんな悪条件が俺を成長させてくれた。
だがそれは人にはお奨めできない。
なぜならその頃から仲良くなった女性にはいつもこう言ってる。
「いつの日か分からないけど 、陽の当たる場所を一緒に歩こう」 しばらくすると100㌫ふられる。
「バーボンさんは店のことと自分の事しか考えてないのね!」と言われて。
 「そうかもしれない、でも待ってくれウエンディ!俺は走るために生まれてきたから!」
「サヨナラ」
いつもこれだ。今だ独身。

物件の中身を見てみた。とっても綺麗で造作もしっかりしていた。すぐにでも店が開けると思った。
カウンターの中に入ってみた。
自分の店にはないものを発見した。洗い場の蛇口に短いホースがつけてあった。最初はその意味が分からなかった。
何でこんな短いホースが着けてあるんだろう。少し考えてみた。水を出してみた。
その意味が分かった。洗い物をしてる時の音を下げるために蛇口からシンクの水の落差をなくすためのものだと気が付いた。洗い物の音がデカイとイライラしてるように思われてしまうからな。
なるほどと思った。感心した。
ここまできめ細かい事に気が付く人がやっていた店だ。
ここの人もトコトン走ったに違いない。でもダメだった。

「どーかねーバーボン?」
「やっぱり止めておいたほうがいいよ、このホースを見て思った。報われない努力がここにある。」

帰るときに思った。
俺は運がよかっただけなのかもしれないな。と。
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  by kouenji-bourbon | 2007-10-11 16:16

2gatu   タコス

毎年この時期は暇だ。
タコスを作り始めてみた。
なんて手間がかかるんだ。

なんでタコスか
今となっちゃ思い出せない。

200円で出した。儲からない。
でもこれならみんな注文するだろう。
悪いがそれでトライ アンド エラーが出来る。
トコトン試してみよう。
完成するまで。
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  by kouenji-bourbon | 2007-10-04 17:06

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