4月 ジャックパーティー

 その日僕は早起きして自転車に乗って新宿に行った。
1リットル入りのジャックダニエルを大量に買ってきた。
今日はジャックガールが店に来る日だ。
ジャックダニエルからネオンも届いている。
少し誇らしい気持ちで僕は自転車をこいだ。少し早く着いて少し早く帰ってきた。

 僕は店に帰って店の掃除をした。
いつもより念入りに、掃除が楽しかった。時には好きな音楽をかけながら歌い、踊り、笑いながら掃除をした。
ジャックダニエルのYさんによるとジャックガールが二人とジャックボーイが一人来るらしい。
ジャックボーイ、おそらくジャックガールの用心棒らしい。
そんな奴要らないのに、彼女達の事は僕が守るのに、僕は少しジャックボーイに嫉妬していた。
話しによると酒場と言う酒場に彼女達を連れて、どんなに荒れた酒場だろうと何事もなく平和に大量のジャックダニエルを売りさばく凄腕だそうだ。
ダルトン、、、?80年代の映画「ロードハウス」に出て来る、伝説のバーテンダーダルトンみたいじゃないか!僕の憧れ。
僕はますますジャックボーイに嫉妬した。

何事もなく店を開け、その日の仕事をこなしていた。
時間が近づいてきた。僕の緊張の糸は張り詰めてきた。
ジャックボーイ、、、いったいどんな奴なんだ。僕の想像はどんどん膨らんでいった。
身長2メートル、体重110キロ、黒人?。。。。。黒人なのか!
気が付くと僕は仮想ジャックボーイとの戦いに明け暮れながら、仕事をしていた。
誰が店を仕切るのか。。。。
時間より少し遅れて彼らはやってきた。。。。。。。。。。。。。。




最高に楽しかったです。
多分俺はこういうことがしたくて店をやってるんだなーとつくづく思いました。
ガールズは可愛くてカッコよかったです。
ジャックボーイは本当に頼れる奴でした。リーゼントのアメフト選手でした。
気持ちのいい奴だった。
その日ジャックダニエルは大量に出た。営業のYさんも喜んでくれている。
この日は上半期の最高売り上げを出した。ハッタリの帳尻はあったと思う。



 
 黒塗りのジャックモービルに乗って彼らは次の町に旅立って行きました。
「僕も連れてってください!」と言うと。
ジャックボーイは葉巻の煙でくもるウインドー越しに「俺達はまたこの町に戻って来る。そしてここに来る事を約束する。それまでバーボンハウスを守っててくれ。」と言い残して爆音とともに走り去っていきました。
最後はジャックボーイのカッコよさにやられました。
走り去るジャックモービルをいつまでも見送る僕にハザードランプを点けて最後のサヨナラをしてくれました。
ジャックボーイはきめ細かい心の持ち主でした。


 僕の夢 
僕は大きくなったらジャックボーイに成りたいです。
背をあと30センチ伸ばして、体重をあと50キロ増やして僕はジャックボーイに成りたいです。
ジャックモービルに乗ってジャックガール達と世界中旅をして、ジャックダニエルを世界で一番売る男にになりたいです。

2007年 4月21日  バーボン37歳独身
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  by kouenji-bourbon | 2008-02-18 17:52

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