3月6日 火曜日 マジが通じた。

昼過ぎに店に行った。
でかい封筒が届いていた。

島田 功殿







融資の決定が決まった。
美容師さんに電話した。
「マジでか!3日で結果がおりるなんて聞いたことないぞ!満額か!すごいぞ!とにかくおめでとう!」
感動した。この商売をやっていて初めて世間に認められた。
店で一人で銀杏ボーイズを聞いた。
2年前、お客なんて誰もいないバーボンハウスによく来ていてくれた人が教えてくれたバンドだった。
その人は物書きでバンドをやっていた。
その人のライブに呼ばれて行った。その時銀杏ボーイズも出ていた。
そのあとその人が飲みに来てくれた時にあえてブシツケに質問した。
 「なんでライブでパンツイッチョになったり、チンチン出したりするんですか?」なんとなく判っていたけど言葉が欲しかった。それぐらいその頃の俺は悩んでいた。
「バーボンさんなにを言っているんですか!僕が相手にしているのは10代20代の若い子達なんですよ。彼らは純粋だからウソは通じないんですよ。マジにならなきゃ何も通じないんですよ!バーボンさんがマジだから僕は飲みに来ているんですよ。」
その頃ウチではその人が持ってきた発売前の銀杏ボーイズがかかっていた。
正直、30過ぎの俺、その頃は聞くのがつらかった。うまく生きる方法なんかない!と言い切られているようだった。
今日はどれも沁みる。店がなければ酒を飲みたいぐらいだ。

そのあと「クローズ」と「ワースト」を読んだ。
店を出したばっかりの頃、よく来てくれていつも俺に説教していた同い年の彫り師の男が読めというから読んだ本だ。
「バーボン、カッコいいってこういうことだぞ!」
正直、30過ぎの俺、読んでてつらかった。これからなにを影響されればいいんだと思った。
そのあとソイツは「花の敬二」を持ってきた。
勘弁してくれと思った。
「バーボン!つまりこいうことだ!」
 「いい加減にしてくれ!」
ソイツと話したことは書ききれない。
ソイツは有名になって、住んでいる町では皆が挨拶するぐらいの男に成った。
今思えばソイツが言っていた事はどれも正しかった。その当時は一緒にいるのも辛かった。


バンドマンも彫り師も今はこの町にいない。
彼らが残してくれた事を今俺がこの町で実践している。二人とも相変わらず精力的に活躍している。

思い出せば色んな人に影響を受けてきた。気づかされてきた。あげるとキリがない。ほとんどがお客として俺の酒を飲んでくれた人だ。
俺はそういう人を天使と呼んでいる。
 
店を開けて。
閉めて。
酒を飲んでねた。マジは通じる。きっとそういうことだ。
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  by kouenji-bourbon | 2007-12-20 17:22

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